一般的な産業看護師の仕事内容とは
産業看護師とは、一般企業で従業員の健康管理を行うのが主な業務です。そのため仕事内容は、病院や施設で働く看護師とは異なります。その仕事内容の一つは、健康診断の実施と事後までのフォローになります。健康診断を企画して、準備をして実施します。その後結果管理をし、それをもとに、注意が必要な従業員がいれば処置と指導を行います。日々従業員が、健康に働けるようにサポートするのが目的です。勤務の長い従業員には、今までのデータと照らし合わせた保健指導を行います。これを特定保健指導といいます。これからの健康支援になるように指導していきます。また、従業員が労働災害に巻き込めれずに、健康で安全な仕事ができるよう、従業員全員に対して教育をする、労働衛生教育を行います。また、従業員のメンタルヘルス対策を行い、職場でのストレスが無いかなどをよく観察して、従業員とコミュニケーションをとり、精神障害の発症予防や自殺防止に取り組みます。もちろん、怪我や病気の日々の緊急処置にも対応します。そのため、万が一に対処できる備えが大切です。それ以外にも、休職者の復職支援や、健康促進に関する啓発活動などを行います。勤務形態では、夜勤もなく、休日も企業に合わせて休みになるので、体力的には楽に働けます。看護師スキルでは、臨床経験が3年以上ある看護師が求められる企業もあるため注意が必要ですが、病院のような専門的スキルを求められることは少ないですしょう。しかし、夜勤や休日出勤がなくライフスタイルに合わせて働きやすい産業看護師は、人気が高いです。