産業看護師とは、一般企業や製薬会社などで働く看護師のことです。 病院や介護施設に福祉施設のように、夜や休日勤務がないのも特徴の一つです。そんな産業看護師の仕事内容は、主にデスクワークですが、企業によってその内容は異なります。一般企業の産業看護師になると、企業の社員の健康管理や、元気に働けるように健康増進を担います。健康診断のサポートや、心身の健康を守るための健康相談も行います。相手の悩みをうまく引き出したり聞いたりするので、高いコミュニケーション能力を必要とします。また、病気や怪我の処置も行います。他にも治験コーディネーターや臨床開発モニターなどでは、治験のサポートやモニタリング業務もあります。コールセンターなどで健康相談を行う仕事では、臨床経験が5年以上あることが条件になります。医療機器メーカーの営業活動のサポートをしたり、医療機器の操作説明をするなどもあります。医療機器メーカーで働く産業看護師を、クリニカルコーディネーターまたはフィールドナースといいます。スキルとしては英語力を求められる可能性があります。このように、機器操作やコミュニケーション能力に英語力など、産業看護師は看護師以外のスキルを求められることもあります。そして、休日が充実しており夜勤もありません。さらに求人も少ないので競争率が高いです。産業看護師を目指したいと思う場合は、転職エージェントなどの利用が好ましいでしょう。